- 2026年9月1日
- 2026年8月31日
胃カメラの症状・受診タイミングとは|浅草の消化器内科が解説

「最近、胃のあたりが重い気がするけど、胃カメラって本当に必要なのかな?」そんなふうに受診をためらっていませんか?実は、胃カメラは症状の原因を直接確認できる唯一の検査であり、早めに受けることで胃がんや胃潰瘍などの重大な病気を早期に発見できる可能性があります。
胃痛・胸やけ・吐き気・黒い便など、消化器に関わる症状は多岐にわたりますが、どんな症状のときに受診すべきか、検査を受けるとどんなことがわかるのかを、この記事でわかりやすくまとめました。
胃カメラを受けるべき症状とは?見逃してはいけないサイン
こんな症状があったら受診を検討しましょう
「胃がなんとなく重い」「食後に胸がムカムカする」といった軽い不調は、多くの人が経験することです。しかし、その症状が続いていたり、繰り返し起きていたりする場合には、消化器内科を受診して原因を調べることがとても大切です。以下のような症状が見られるときは、胃カメラによる検査を検討するタイミングといえます。
- ✅胃痛・みぞおちの痛みが続いている
- ✅胸やけや酸っぱい液体が上がってくる感じ(逆流)がある
- ✅吐き気や嘔吐が繰り返し起きている
- ✅食欲が急に落ちた、食事量が減った
- ✅黒い便(タール便)が出た
- ✅体重が急に減った(理由が思い当たらない)
- ✅健診でピロリ菌の陽性が出た
「大したことないかも」が一番危険な状態
消化器の症状は、軽いうちは「疲れているせいかな」と自己判断で済ませてしまいがちです。しかし、胃がんや食道がんは初期段階ではほとんど症状が出ないことが多く、症状が強くなってから受診すると、発見が遅れてしまうケースも少なくありません。特に40歳以上の方、ピロリ菌感染歴がある方、胃がんの家族歴がある方は、症状がなくても定期的な胃カメラ検査が勧められています(個人差があります)。
よくある誤解:胃薬で症状が治まれば大丈夫?
市販の胃薬を飲んで一時的に症状が和らいだとしても、それは根本的な原因が解決したわけではありません。胃潰瘍や胃炎、ヘリコバクター・ピロリ菌感染などは、薬で症状が消えていても病変が残っていることがあるため、胃カメラによる直接観察が診断の基本となります。
胃カメラ検査でわかること・検査の流れを知っておこう
胃カメラで観察できる主な病変
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)は、口または鼻から細い内視鏡スコープを挿入し、食道・胃・十二指腸の内側を直接カメラで観察する検査です。画像を見ながらリアルタイムで粘膜の状態を確認できるため、以下のような病変の発見に役立てられています。
逆流性食道炎・胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの炎症性病変は、粘膜の色調や形状の変化として観察できます。症状が軽くても、内視鏡では明らかな炎症が見つかるケースも多く、症状と病変の程度が一致しないこともある点が内視鏡検査の重要なポイントです。
胃ポリープや早期胃がんは、表面の色の変化や微細な凹凸として現れることがあります。X線検査(バリウム)と比べて、内視鏡は粘膜の細かな変化を直接観察できるため、早期病変の発見に有効です。また、疑わしい組織があれば、その場で生検(組織を採取して病理検査に回す)も行えます。
ピロリ菌は胃粘膜に感染し、慢性胃炎・胃潰瘍・胃がんのリスクを高めることが知られています。内視鏡検査時に採取した組織を用いてピロリ菌の有無を調べ、陽性の場合は除菌治療へと進むことができます(保険適用には条件があります)。
検査当日の大まかな流れ
バリウム検査と胃カメラの違い
✅ 胃カメラのメリット
バリウム検査との比較
「苦しそう」は昔の話?胃カメラの苦痛を減らす方法
鎮静剤を使えば楽に受けられる
胃カメラに対して「苦しい」「つらそう」というイメージを持っている方は少なくありません。しかし、鎮静剤(静脈麻酔)を使用することで、ウトウトしたまま検査を受けられるようになっており、検査中の苦痛を大幅に抑えられると感じる方が多いとされています(個人差があります)。年齢・体重・基礎疾患などにより分量を調節して投与するため、安全に配慮した実施が行われています。鎮静剤を使用した場合、検査後は安全のためにしばらく院内リカバリー室で休んでいただく必要があり、当日の車・バイク・自転車の運転は控えてもらうことになります。
経鼻内視鏡という選択肢もある
口から入れる内視鏡に加え、鼻から細いスコープを入れる「経鼻内視鏡」という方法もあります。スコープが舌の根本を通らないため、嘔吐反射が起きにくいとされており、経鼻の場合も鎮静剤を使用して検査を受けることができます。ただし、鼻腔が狭く挿入困難な場合は、医師の判断により口からの検査となる場合があります。
受診前に確認しておきたいこと
胃カメラ検査の費用の目安(保険診療)
胃カメラ検査は、症状がある場合や医師が必要と判断した場合には、保険診療が適用されます。保険診療3割負担の場合の自己負担額の目安は以下のとおりです。なお、生検(組織採取)やピロリ菌検査を同時に行った場合は費用が変わります。
※上記は目安の金額です。生検・処置の内容によって異なります。詳しくはお電話にてご確認ください。
胃カメラとあわせて大腸カメラも検討を。症状が複数ある方へ
おなかの症状は「胃だけ」が原因とは限らない
腹痛・下痢・便秘・血便・体重減少などの症状は、胃だけでなく大腸に原因がある場合も多くあります。特に血便や便に血が混じっている場合は、痔だけでなく大腸ポリープや大腸がんの可能性も否定できないため、大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)を受けることが推奨される場合があります。大腸がんは日本人のがん罹患数で上位に位置する病気ですが、早期に発見されれば治療の選択肢が広がるとされています。
大腸カメラ検査の特徴と苦痛を抑える工夫
大腸カメラは、腸の曲がりや個人差によって検査時間・苦痛の程度が異なります。経験豊富な専門の医師は「軸保持短縮法―少量送気法」という技術を用いて検査を行っており、腸への負担を抑えながら検査を進めることができるとされています(この技術を完璧に習得するには2,000件以上の内視鏡検査経験が必要とされています)。鎮静剤の使用によって検査中のつらさを軽減することも可能です(個人差があります)。
ポリープが見つかった場合
大腸カメラでポリープが見つかった場合、場合によっては当日または後日に切除を行えることがあります。切除の方法やその後の経過観察の要否は、ポリープの大きさ・数・状態によって異なりますので、詳細は事前に医師へご確認ください。
おしりの症状(痔・血便)を恥ずかしがらずに相談しよう
「血便が出たけど、痔だから大丈夫だろう」と自己判断して受診を先送りにしてしまう方は少なくありません。しかし、血便は痔と大腸疾患が合併して起こることもあり、内視鏡検査を受けて初めて大腸側の病変が見つかるケースもあります。痔の症状がある方も、おなかや消化器全体の状態を確認するためにも、一度消化器内科・肛門外科を受診することをおすすめします。
浅草胃腸肛門クリニックが選ばれる理由
東京都台東区花川戸にある浅草胃腸肛門クリニックは、胃腸内科・消化器内科・大腸肛門外科(肛門外科)を専門とするクリニックです。胃・大腸・肛門の悩みを抱える方が、安心して受診できる環境づくりをこだわりとしています。
- 苦痛を抑えた内視鏡検査:経験豊富な専門の医師が「軸保持短縮法―少量送気法」を用いた検査を行い、鎮静剤の使用と合わせて苦痛を抑えた検査をご提供しています。
- 毎週火曜はレディースデイ(女性専用外来):医師・スタッフ全員が女性、男性の立ち入りも禁止した完全女性専用外来。肛門や消化器の悩みをためらう女性にも安心の環境です。
- 男女別の待合室・検査前処置室:プライバシーへの配慮から、男女の待合スペースを完全に分離しています。
- 木曜定期開催の肛門科専門外来:第1・3・5木曜は田中肛門科部長、第2・4木曜は寺田院長による肛門科専門外来を実施。専門的な肛門診療をクリニックで受けられます。
よくある質問
この記事のまとめ
胃カメラのご受診・ご相談は浅草胃腸肛門クリニックへ
東京都台東区花川戸・浅草駅徒歩1分。おなかやおしりの気になる症状は、まずお気軽にご相談ください。
〒111-0033 東京都台東区花川戸1-2-4 丸善ビル7F 東京メトロ銀座線・東武スカイツリーライン「浅草駅」徒歩1分

院長 佐藤 兼俊 より
「おなかやおしりの症状は、『恥ずかしい』『大したことない』と思って後回しにされることが多いですが、早めに相談していただくことが一番大切です。消化器外科医としての長年の経験を活かし、患者さんが安心して通っていただけるあたたかいクリニックを目指しています。どんな小さなお悩みでも、ぜひお気軽にご来院ください。台東区・浅草エリアの皆さまの健康を、地域全体で支えていきたいと思っています。」