大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
小さな大腸ポリープの発見も可能
下部内視鏡、いわゆる大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、肛門から内視鏡を挿入し、小さなカメラで直腸から盲腸までの炎症、ポリープやがん、潰瘍などの病変を調べるのに使われる検査機器です(場合によっては、大腸ポリープの切除も行えます)。
他の検査では識別困難だった大腸の色調変化や粘膜面の変化をとらえることができるため、小さなポリープの発見も可能です。
また、疑わしい部位が見つかった場合は、生検(ごく小さい組織片を摘まみ出し、顕微鏡などで詳しく調べること)のための採取をすることができます。
40歳以上の方には、一度は大腸カメラ検査をお受けになるよう、お勧めいたします。
苦痛の少ない大腸カメラ
大腸カメラの苦痛は、胃カメラの反射による苦痛よりもっと直接的です。
これは腸管の屈曲した部分を硬い内視鏡を無理に押し込んで通過させようとすることから起こります。胃内視鏡のように、浅い麻酔で消える性質のものではありません。
痛みの程度は、患者様の感覚の違いではなく、術者の技術に関係しているのです。同じ患者様でも、挿入の仕方により、苦痛は驚くほど違います。経験豊富な専門の医師は、「軸保持短縮法―少量送気法」という技術を使って検査を施行しますが、完璧にマスターするまでは2,000件以上の内視鏡検査歴が必要とされます。
当クリニックの検者(消化器内視鏡専門集団)は全員が「軸保持短縮法―少量送気法」を習得しております。
当クリニックの内視鏡医師は、豊富な大腸検査の実績から、驚くほど楽に、短時間で検査を施行することをお約束します。
女性の方も安心して検査を
当クリニックでは、女性と男性の待合室(検査前処置室)は完全に分かれています。女性医師による検査をご希望の場合は、予約時にお申しつけください。女性の方も羞恥心なく安心して検査を受けていただくことができます。
洗浄管理システム
当クリニックでは、内視鏡を日本内視鏡技師会(JGETS)ガイドラインに沿って厳重な洗浄、消毒を行っています。使用する内視鏡は1本1本厳重なシステムによって管理され、感染予防に努めておりますので、患者様は安心して検査・治療を受けていただくことができます。