- 2026年9月11日
- 2026年8月31日
大腸カメラは何歳から受けるべき?初めての検査前に知っておきたいこと

「大腸カメラって、もう受けた方がいいの?」「何歳になったら初めて行くべき?」と気になりながら、なかなか一歩を踏み出せずにいる方は少なくありません。
結論からお伝えすると、大腸カメラは40歳を目安に一度受けることが推奨されています。ただし、血便・便秘・下痢・腹痛など気になる症状がある方や、大腸がんの家族歴がある方は、年齢に関わらず早めの受診が望ましいとされています。
大腸がんは日本人のがん罹患数でトップクラスに多い病気ですが、早期に発見できれば治療の選択肢が広がります。この記事では、大腸カメラを初めて受ける方が知っておきたい「受けるべき年齢・タイミング・検査の流れ・費用の目安」をわかりやすく解説します。
大腸カメラを「そのうち受ければいいか」と後回しにしていませんか?
「まだ若いから大丈夫」「症状が出たら行けばいい」――そう思って大腸の検査を後回しにしている方は、実はとても多くいらっしゃいます。しかし、大腸がんは自覚症状が出にくい早期の段階でこそ、内視鏡で発見・対処できる可能性が高い病気です。
国立がん研究センターのデータによると、大腸がんは日本人のがん罹患数において男性2位・女性1位(2019年統計)と非常に多く、年間約16万人が新たに診断されています。一方で、早期に発見された場合の5年生存率は高く、定期的な検査の重要性が広く認知されています。
大腸カメラを一度も受けたことがない方から、よく聞く声をいくつかご紹介します。
- 「検査が痛そうで怖い」
- 「下剤を飲むのが大変そう」
- 「お尻から管を入れるなんて恥ずかしい」
- 「何歳になったら受けるべきか、基準がわからない」
- 「忙しくて、なんとなく先延ばしになっている」
こうした不安や疑問に、この記事ではひとつずつお答えします。「知らなかった」「もっと早く受けておけばよかった」と後悔する前に、ぜひ正しい情報を知っておいてください。
よくある誤解:「便潜血検査で陰性ならもう大丈夫」は本当?
自治体の大腸がん検診でよく使われる「便潜血検査(便検査)」は、便に血液が混じっているかどうかを調べる検査です。スクリーニングとして有用ですが、便潜血検査が陰性でも、大腸ポリープやがんが存在する可能性はゼロではありません。出血しないタイプのポリープや、採取のタイミングによっては見逃されるケースがあるためです。
便潜血検査は「陽性だったら内視鏡検査へ進む」ための入口となる検査であり、内視鏡検査(大腸カメラ)の代わりになるものではありません。より精度の高い検査が必要かどうかは、症状や年齢・リスクファクターに応じて医師に相談することが大切です。
こんな症状がある方は年齢に関わらず早めに相談を
以下のような症状がある場合は、年齢に関わらず早めに消化器内科・大腸肛門科を受診されることをおすすめします。
- ✅血便・便に血が混じる
- ✅便が細くなった・残便感がある
- ✅便秘と下痢を繰り返す
- ✅腹痛・お腹の張りが続く
- ✅体重減少・貧血・原因不明の疲れが続く
- ✅家族(親・兄弟姉妹)に大腸がん・大腸ポリープの既往がある
大腸カメラは何歳から受けるべき?年齢の目安を医師が解説
「何歳から大腸カメラを受けるべきか」は多くの方が気になるポイントです。目安となる年齢・状況を、ポイントに分けて整理します。
大腸がんの発症リスクは40代から徐々に高くなるとされています。日本消化器内視鏡学会・日本消化器病学会などの指針では、40歳を目安に一度大腸カメラを受けることが望ましいとされています。異常がなければ、その後は医師の判断に応じて3〜5年に1回程度の定期検査が目安です(個人差があります)。
親や兄弟姉妹に大腸がん・大腸ポリープの既往がある方は、遺伝的なリスクが高まるため、30代からの受診を考慮する場合があります。また、肥満・飲酒・赤身肉の多い食生活・喫煙・運動不足といった生活習慣もリスク因子とされており、早めに医師に相談されることをおすすめします。
大腸がんの罹患率は50代から急増します。50代以降で一度も大腸カメラを受けたことがない方は、早めに受診を検討されることを強くおすすめします。特に60代・70代では、大腸ポリープや早期がんが発見されるケースが増える年代です。「症状がないから大丈夫」という判断は危険です。
台東区の大腸がん検診も活用しましょう
浅草胃腸肛門クリニックは、台東区が実施する大腸がん検診(便潜血検査)に対応しています。地域の方の大腸がん予防をサポートしており、検診結果や精密検査についてご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
「何歳まで大腸カメラを受け続けるべき?」という疑問も
高齢になるほど大腸がんのリスクは高まりますが、一方で検査に伴う身体への負担も考慮が必要になります。70代・80代の方の場合、ご本人の体力・持病・全身状態などを総合的に考慮した上で、医師が検査の適応を判断します。「高齢だから受けられない」ということはなく、個々の状況に応じた対応が可能です。まずは外来でご相談ください。
初めての大腸カメラ、当日はどんな流れ?何が怖いのか正直に解説
大腸カメラを「怖い」と感じる方の多くは、具体的にどんな検査なのかをよく知らないことが不安の原因になっています。流れをあらかじめ知っておくことで、ずいぶん気持ちが楽になります。
大腸カメラ当日の流れ(一般的な目安)
「痛みが怖い」は鎮静剤でかなり和らぎます
大腸カメラでよく聞く不安が「痛くないか」という点です。大腸は曲がりくねった構造をしているため、スコープを進める際に腸が引っ張られ、腹部に圧迫感や違和感を覚えることがあります。ただし、鎮静剤(うとうとする点滴)を使用することで、苦痛を大幅に軽減できることが多いです(個人差があります)。
鎮静剤を使用した場合、検査中はほぼ眠った状態で受けることができ、「終わったら検査が終わっていた」とおっしゃる方も多くいらっしゃいます。検査後は少し休んでから帰宅できます。ただし、鎮静剤を使用した場合は当日の車・バイクの運転はできませんのでご注意ください。
「下剤がつらい」という声について
大腸カメラの前には腸の中をきれいにするため、腸管洗浄液(下剤)を服用します。自宅を出る4時間ほど前から服用を開始し、1リットル以上を、便が透明になるまで時間をかけて服用していただきます。「飲むのがつらい」「味が苦手」という声もありますが、前日に指定の食事・下剤を適切に行うことで、当日の腸管洗浄がスムーズになります。
服用中の薬(血液をサラサラにする薬・糖尿病の薬など)がある方は、事前に医師や看護師にお伝えください。薬によっては検査前後に休薬が必要な場合があります。自己判断での休薬・服用継続は危険です。
大腸カメラの費用・保険適用はどうなる?初めての方向けに解説
「大腸カメラってお金がかかりそう」と心配されている方も多いです。費用の目安と保険適用の考え方を整理します。
症状があれば保険診療で受けられます
血便・腹痛・便秘・下痢・体重減少・便潜血検査陽性など、医師が「検査が必要」と判断できる症状・所見がある場合は、健康保険が適用されます。保険適用の場合、3割負担の自己負担額は観察のみの場合で約5,500円前後が目安です(個人差・病状により異なります)。
一方、症状がなく健康診断目的の場合は自由診療(全額自費)となります。費用の詳細はクリニックによって異なりますので、事前にご確認されることをおすすめします。
ポリープを切除した場合は別途費用が発生します
※上記はあくまで目安です。実際の費用は個人の病状・処置内容により異なります。入院が必要な場合は別途費用がかかります。詳細は電話またはWEBでお問い合わせください。
当日のポリープ切除が可能なクリニックかどうかも確認を
大腸カメラ中にポリープが見つかった場合、その場で切除できるかどうかはクリニックの体制によって異なります。「後日また来院して切除」となると、日程の調整・追加の前処置など患者さんの負担が増えます。当日のポリープ切除に対応しているかどうかは、受診先を選ぶ際の重要なポイントのひとつです。なお、切除を行った場合は入院が必要になりますので、その点もあわせて確認しておくと安心です。
浅草胃腸肛門クリニックが初めての大腸カメラに対応できる理由
東京都台東区花川戸にある浅草胃腸肛門クリニックは、胃・大腸・肛門に特化した専門クリニックです。「初めての大腸カメラが不安」という方を、以下の体制でサポートしています。
- 鎮静剤使用・苦痛を軽減した内視鏡検査:鎮静剤を使用し、眠ったような状態で検査を受けられる環境を整えています。検者全員が「軸保持短縮法―少量送気法」を習得しており、短時間の検査をめざしています。
- 当日ポリープ切除に対応:検査中にポリープが発見された場合、状況に応じてその場で切除対応が可能です。切除を行った場合は本院である寺田病院への入院(基本1泊、症状により2〜3泊)が必要です。
- 寺田病院のサテライトクリニックとして高度な連携:大腸肛門疾患の専門病院・寺田病院と連携。グループ全体の内視鏡年間実績は1万件以上。豊富な経験に基づいた検査を受けることができます。
- 毎週火曜はレディースデイ(女性専用外来):医師・スタッフ全員が女性で対応。男性の立ち入りも禁止した完全女性専用の外来日を設けています。「恥ずかしくて受けられない」という女性の患者さんにも安心してご来院いただけます。
- 浅草駅から徒歩1分のアクセスの良さ:東京メトロ銀座線「浅草駅」5番出口から徒歩1分。東武スカイツリーライン「浅草駅」からも徒歩1分です。
よくある質問
この記事のまとめ
大腸カメラのご相談は浅草胃腸肛門クリニックへ
「何歳から受けるべきか」「初めてで不安」というご相談もお気軽にどうぞ。浅草駅から徒歩1分、鎮静剤使用で苦痛を軽減した大腸カメラに対応しています。
〒111-0033 東京都台東区花川戸1-2-4 丸善ビル7F 東京メトロ銀座線・東武スカイツリーライン「浅草駅」徒歩1分
【診療時間】午前 9:30〜12:00/午後 16:00〜18:00(大腸内視鏡検査は予約制14:00〜16:00・火曜は女性専用外来・木曜は肛門科専門外来)|休診:日曜・祝日

院長 佐藤 兼俊 より
「大腸カメラを受けたいけれど怖い」「何歳から受けたらいいかわからない」というご相談は、外来でもとても多くいただきます。当クリニックは消化器外科医としての長年の経験を活かし、地域の皆さまに安心して検査を受けていただけるよう、丁寧な説明と苦痛の少ない検査に取り組んでいます。「まずは話を聞くだけ」でも構いませんので、おなかのお悩みはどうぞ遠慮なくご相談ください。」