- 2026年10月4日
- 2026年10月5日
慢性胃炎の症状と胃カメラ検査|浅草・台東区で相談できるクリニック

「食後に胃がもたれる」「みぞおちがしくしく痛む」「吐き気がなんとなく続いている」――そんな症状を「たいしたことない」と放置していませんか?
慢性胃炎は、症状が軽くても胃の粘膜が長期間にわたってダメージを受け続けている状態です。自覚症状だけでは重症度を判断できないため、胃カメラ(内視鏡検査)で粘膜の状態を直接確認することが、原因を特定し適切な対処につなげる最も確実な方法とされています。この記事では、慢性胃炎の主な症状・原因・胃カメラとの関係・受診の目安まで、消化器内科の視点からわかりやすく解説します。
慢性胃炎ってどんな症状?「なんとなく不調」が続くワケ

「胃が弱い」で済ませていませんか?
慢性胃炎とは、胃の粘膜に炎症が長期間続いている状態を指します。急性胃炎のように突然の激痛や嘔吐が起こるわけではなく、じわじわと続く曖昧な不快感が特徴です。そのため「自分は胃が弱い体質なんだ」と思い込み、何年もそのままにしてしまう方が少なくありません。
代表的な症状には以下のようなものがあります。
- 食後の胃もたれ・重苦しさ
- みぞおちのにぶい痛みや圧迫感
- 吐き気・むかつき
- 食欲不振・早期満腹感(少量でお腹がいっぱいになる)
- げっぷが増える・胸やけ
症状が軽くても油断できない理由
慢性胃炎は症状の強さと粘膜ダメージの深刻さが必ずしも一致しません。症状がほとんどないのに胃カメラを受けたら粘膜が広範囲に萎縮していた、というケースも珍しくありません。逆に、強い胃痛を感じていても粘膜の状態は軽度だった、ということもあります。
とくに注意が必要なのは、血便・黒いタール状の便・体重の急激な減少・嚥下困難(飲み込みにくさ)が伴う場合です。これらの症状がある方は、速やかに消化器内科を受診することをおすすめします。
「よくある誤解」:胃薬を飲めば治る?
市販の胃薬で一時的に症状が和らぐことはありますが、胃薬はあくまで症状を緩和するものであり、慢性胃炎の根本原因(ピロリ菌感染など)を取り除くわけではありません。症状が軽くなったからといって自己判断で治療をやめると、炎症が継続して粘膜の萎縮が進む可能性があります。慢性胃炎が疑われる場合は、原因を特定したうえで適切な対処を行うことが大切です。
慢性胃炎の原因を知る|ピロリ菌・萎縮・生活習慣の関係

慢性胃炎にはさまざまな原因があります。原因によって対処法が異なるため、どのタイプの胃炎かを正確に把握することが治療の第一歩です。主な原因を以下のPoint boxで整理します。
ピロリ菌は胃の粘膜に住み着き、長期間にわたって炎症を引き起こします。感染すると慢性活動性胃炎を生じ、放置すると胃粘膜の萎縮(萎縮性胃炎)へと進行することがあります。ピロリ菌感染は胃がんのリスク因子とされているため、感染が確認された場合は除菌治療が選択肢となります(保険適用には条件があります。詳しくは受診時にご確認ください)。個人差があります。
長年の炎症により胃の粘膜(とくに胃酸や消化酵素をつくる細胞)が徐々に萎縮(薄くなる)した状態です。萎縮が進むほど胃がんのリスクが高まるとされており、定期的な胃カメラによる経過観察が推奨されています。自覚症状が乏しいケースも多く、症状がなくても定期検査が重要です。個人差があります。
ピロリ菌感染以外にも、過度な飲酒・喫煙・ストレス・不規則な食事が胃粘膜に慢性的なダメージを与えます。また、痛み止め(NSAIDs)や解熱剤などの長期服用が胃粘膜を傷つけることも知られています(薬剤性胃炎)。これらが複合的に重なっているケースも多いです。
ピロリ菌の検査方法について
ピロリ菌の感染を調べる方法には、胃カメラ(内視鏡)を使った生検(組織を採取して調べる方法)のほか、血液検査・尿素呼気試験・便中抗原検査など複数の方法があります。それぞれ保険適用の条件や精度が異なりますので、どの検査が適しているかは医師にご相談ください。
慢性胃炎と胃カメラ|なぜ内視鏡検査が必要なのか
胃カメラでわかることとわからないこと
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)は、口または鼻から細いカメラを挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察する検査です。画像検査や血液検査では把握できない粘膜の炎症具合・萎縮の範囲・ポリープや潰瘍の有無を、リアルタイムで確認できます。
慢性胃炎の診断において胃カメラが重要視される理由は、症状や血液検査の数値だけでは胃の粘膜の実際の状態を正確に評価できないからです。胃カメラでは以下のことが確認できます。
- 胃粘膜の赤み・むくみ・びらん(浅い傷)の有無と範囲
- 萎縮性変化の程度(萎縮の広がりで胃がんリスクを層別化)
- 胃・十二指腸潰瘍の有無
- ピロリ菌感染を示す所見(生検による確認も可能)
- 早期胃がん・ポリープの有無
こんな症状が続いたら胃カメラの受診を検討しましょう
以下に当てはまる方は、消化器内科での胃カメラ検査をご検討ください(個人差があります)。
⚠ こんな症状はすぐに受診を
黒いタール状の便(下血)・嘔血(血を吐く)・急激な体重減少・飲み込みにくさ(嚥下困難)が伴う場合は、速やかに消化器内科を受診してください。これらは慢性胃炎以外の疾患が隠れている可能性があり、早期の検査が必要です。
胃カメラ検査の費用目安(保険診療)
胃カメラ検査は、症状がある場合(保険診療適用)と健診目的(自費)で費用が異なります。保険診療3割負担の場合、観察のみの目安として数千円程度が自己負担額の目安です(初診料等は別途。個人差・加算内容により異なります)。組織採取(生検)やポリープ処置を行った場合は別途費用が発生します。お支払いは現金のみとなります。詳しくはクリニックへお問い合わせください。
胃カメラ検査の流れと「苦しくない」ための工夫

検査を受ける前に知っておきたい基本の流れ
胃カメラ検査は、一般的に以下のような流れで行われます(クリニックによって手順が異なる場合があります)。
- 前日:夕食は消化の良いものを。検査前日の夜21時以降は絶食
- 当日朝:水・お茶は少量可(クリニックの指示に従う)。食事は不可
- 来院後:問診・消泡剤(胃内の泡を消す液体)を飲む
- 前処置:のどの局所麻酔(スプレーまたはゼリー)を行う
- 鎮静剤使用の場合:点滴から鎮静剤を投与。うとうとした状態で検査を受けられる
- 検査時間:観察のみの場合、通常5〜10分程度(個人差があります)
- 検査後:鎮静剤使用の場合は30〜60分程度の覚醒確認が必要。当日の車・バイク運転は不可
鎮静剤使用で苦痛を抑える
胃カメラが「つらい」「苦しい」というイメージを持っている方は多いですが、鎮静剤(静脈麻酔)を使用することで、多くの方がうとうとした状態のまま検査を終えられます(個人差があります)。とくに咽頭反射(えずき)が強い方や、以前の検査がつらかった方に有効とされています。
鎮静剤の使用には、検査後の休憩時間が必要になること・当日の自動車運転ができないことなど、いくつかの注意点があります。持病や服用中のお薬がある方は事前に医師へお伝えください。
✅ 鎮静剤使用のメリット
⚠ 鎮静剤使用の注意点
経鼻内視鏡(鼻から入れる胃カメラ)という選択肢も
鼻から細いスコープを挿入する経鼻内視鏡は、舌の根元を通らないため咽頭反射が起きにくく、「口からは怖い」という方の選択肢となります。ただし画質や処置の対応範囲などで口から入れる経口内視鏡と異なる点もあります。どちらが適しているかは診察の際にご相談ください(対応状況はクリニックへお問い合わせください)。
浅草胃腸肛門クリニックの胃カメラ・胃腸診療について
ここからは、台東区花川戸に位置する浅草胃腸肛門クリニックの診療体制について簡単にご紹介します。
- 🔬鎮静剤使用の苦痛を抑えた胃カメラ:うとうとした状態で検査を受けられると好評をいただいています。
- 🏥寺田病院サテライトクリニック・年間グループ実績1万件超:本院との連携体制のもと、豊富な内視鏡実績を持つ専門グループが検査を担当します。
- 👩毎週火曜「レディースデイ」(女性専用外来):医師・スタッフ全員が女性で対応。胃腸・肛門の悩みを持つ女性が受診しやすい環境を整えています。男性の立ち入りも禁止した完全女性専用の外来です。
- 🚉浅草駅から徒歩1分:東京メトロ銀座線・東武スカイツリーライン浅草駅5番出口から徒歩1分。台東区・墨田区周辺からも通いやすい立地です。
- 🔄待合室の男女分離:検査前処置室を男女で完全分離し、プライバシーへの配慮を徹底しています。
慢性胃炎・胃カメラに関するよくある質問
📋 この記事のまとめ
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胃の不調が気になったら、まずはご相談ください
浅草駅から徒歩1分。台東区花川戸の消化器専門クリニックで、鎮静剤を使った苦痛を抑えた胃カメラを受けていただけます。レディースデイ(毎週火曜・女性専用外来)もございます。

👨⚕️ 院長 佐藤 兼俊より
「胃の不調が続いているのに『大げさかな』と受診をためらっている方は多いと思います。慢性胃炎は症状の軽さと粘膜の状態が一致しないことがあり、胃カメラで実際に見てみると思わぬ変化が確認されるケースも少なくありません。消化器外科医としての長年の経験を活かしながら、患者さんが安心してご相談いただけるあたたかいクリニックを目指しています。おなかの気になることがあれば、どうぞお気軽にご来院ください。」